5月のPV(洋楽編) 「Red Hot Chili Peppers - Goodbye Angels」「Tank and The Bangas - QUICK」「Jlin - Carbon 7」「tofubeats - LONELY NIGHTS」「Mura Masa - Passion Fruits (in BBC Radio)」
5月にYouTube上で公開された音楽PVより、個人的に気になるPVを5作ご紹介。
楽曲のリリースタイミングとは異なりますのであしからず。
まずはRed Hot Chili Peppers - Goodbye Angelsから!
昨年の6月に発表された11thアルバム「The Getaway」からの最新Single Cut。
Mother's Milk時代のレッチリからは想像できないような緩急の効いたヘビーなナンバー。
特筆すべきはGuitarのJosh Klinghoffer!前任のJohn Fruscianteが残していった「枯れたGuitar」の遺産をイントロ〜バッキングでは丁寧に引き継ぎつつ、間奏では疾走感溢れるメタリックなスタイルを違和感なくぶっこんでくる!この展開は最高にクール。
PVは女優のKlara Kristinがレッチリのファンに扮し、スタジアムLIVEの1日を疑似体験するというもの。絶え間なく刻まれるBass音と共になんの脈絡もなく展開される映像は、ストーリー性がないにも関わらず見る側を引き込む何かを持っていて非常に不思議。
歌詞の内容はアンソニーの失恋について歌ったもので、自由奔放な女性に恋焦がれてしまった男の苦悩を歌ったもの。この映像はその歌詞の空気感を絶妙な塩梅で変換して表現していると思う。
1つ目で力入れすぎた...
残り4つはシンプルにさらっとご紹介
Tank and The Bangas - QUICK
New Orleans出身の注目の新人バンド、NPRのTiny Desk Concertで発見しました。
今回はPVから選曲したけれど、同曲のTiny Desk Concert Ver.は、よりバックの演奏のタイム感が感じられてGood!(PVは音源化にあたってTank嬢の高速ラップを強調するためなのかな...バックの演奏の主張が薄く没個性的になってしまっていて残念...)
映像事態は...日本人の僕には理解しがたいセンスだ...
Jlin - Carbon 7
Juke/Footworkの新星Jlin(ジェイリン)、新作2ndアルバム「BLACK ORIGAMI」のプロモーションで公開。動画の内容は...Footworkingっていうか暗黒舞踏じゃん...圧巻のパフォーマンス...カメラワークすげえなと思って調べたら監督はJoji Koyamaという方で日本生まれの英国育ちのようです。
リズムに無駄がない。クラップ、ビート、サンプリングのスクラッチだけでここまで聞かせるのは...という感想、Juke/Footworkの中では比較的とっつきやすいと思う。Aphex TwinやAutechreのようなAcid Technoが好きな方に聞いて頂きたいです。
tofubeats - LONELY NIGHTS
5月発売のメジャー3rdアルバム「Fantasy Club」のプロモーションで公開。
New Album、なんとPitchforkでとりあげられてましたね!という事で、あえて「洋楽」ってカテゴリーで紹介しちゃいます。
打ち込み間たっぷりのつぶれたドラムが粋な感じ、tofubeatsは自身の色を消さずに常に様々なジャンルにアプローチしていますねーかっこいいなー。
この曲は必ず疲れ切った夜の帰り道に聞きます、そのシュチュエーション以外ではミスマッチで聞きません。テクノなシンセの音色が夜を優しく包み込みます。
Mura Masa - Passion Fruits (in BBC Radio)
Mura MasaはUKのプロデューサー、ビートメーカー。UKグライムやビートミュージックの盛り上がりとともに現在最注目されている若手です。
今回ご紹介するのはUKの伝統あるラジオ局、BBCが企画するプログラム「Live Lounge」シリーズの一環でMura Masaがフィーチャーされた回、ラッパーDrakeの最新作 「More Life」より「Passion Fruits」のカバーです。
7月にデビューアルバムも発売される模様のMura Masa、これからの活躍が期待されます。
以上5作をご紹介…選曲難航したな…
でも、なんとかできたー!また次回!